『ゴドリー巡査部長の事件簿〜ハンバリー・ストリート殺人事件〜』

 *注意1*
  本文中に下記1〜3の、要注意描写が登場します。嫌悪を催したり、気分を害する可能性があれば、読まないことをお勧めします。
  念の為、該当箇所を以下に記します。回避されたい方は、どうか参考にしてください。
 1.軽い表現(15〜18行)ですが、女同士の性描写が2回あり。(11日−1、14日−2)うち1回は男装麗人×女。(11日−1)
 2.見世物小屋のシーンにおいて、赤裸々な描写ではないものの畸形大夫が多数登場。(9日−3、10日−3)
 3.同じく見世物小屋のシーンにおいて人が生きた蛇を食す場面があります。(9日−3)

*注意2*
  一部実在の人物が登場しておりますが、あくまで名前を拝借しているぐらいで、容姿や性格、人間関係などの描写は現実を無視した妄想オンリーです。
  書き手に特別な意図はありません。せいぜい楽しんでいるだけです。
  一部実在の警察組織、秘密結社、王室が登場しますが、名称を有難く拝借しているだけで、演出目的にすぎず内部の描写は嘘八百です。
  書き手に政治的、思想的な意図はまったくありません。せいぜい応援しているぐらいです。

登場人物紹介

<第一部>

○9月8日
 01  02  03  04
(あらすじ) ホワイトチャペル署の留置所にいたゴドリーとアバラインは、事件が起こったハンバリー・ストリート29番地へ急行する。そこには首を切られ、内臓を抉られた女性の死体があった。ルウェリン医師が既に検死を済ませていたが、後から警察医のフィリップスが到着し、険悪なムードに。そのルウェリンをアバラインが追い返してしまう。その後、最初に現場へ駆けつけたチャンドラー警部補と会うが、皮肉が多い話し方にゴドリーは好感を持てない。

○9月9日
 01  02  ***03  04  05  06
(あらすじ) アバラインに連れ込まれた見世物小屋で、蛇女のショーを見て気分が悪くなるゴドリー。その蛇女リリーの弟は、殺人事件の目撃者ホランドだった。そしてミラーズ・コートで聞き込み中、顔に痣を作ったリジーに絡まれてしまう。
*見世物小屋のシーンにおいて、畸形大夫が多数登場。及び、人が生きた蛇を食すシーンあり(上記 ***印箇所)のため、要注意。

○9月10日*18禁あり
 01  02  ***03  04  05  06  07  08  *09  10
(あらすじ) 大騒ぎの見世物小屋から出て来たゴドリーは、コマーシャル・ストリート署で出会ったチャンドラーから恫喝紛いな言動を受ける。すっきりしないまま、リジーから依頼された事件の捜査で、彼はウェスト・エンドへ向かった。好奇心で立ち寄ったクリーヴランド・ストリートで本庁警視のキャラハンとミスター・ジャスティスの子息であるスティーヴンと出会い、会員制レストランの『ジャルダン・スクレ』で共に食事をすることになる。別れ際、キャラハンからアバラインとの関係を聞かされショックを受けるゴドリー。署に戻った彼はそのことでアバラインを追及してしまう。
*見世物小屋のシーンにおいて、畸形大夫が多数登場あり(上記 ***印箇所)のため、要注意。 
*一部性描写あり(上記*印箇所)の為、18禁に指定させて頂きます。

<第二部>

○9月11日
 **01  02  03  04  05  06
(あらすじ) 見世物小屋で偶然リリーと彼女の恋人が絡み合う光景を目撃してしまうゴドリー。その後やってきたホランドへチャンドラーから聞いた話を伝える。怒ったホランドは「自分は間違いなくチャンドラーの飲酒を見たのだ」と主張する。一方ホワイトチャペル署ではリジーの襲撃犯が逮捕されていた。ただの暴漢だと思っていた犯人達は、背景にフリー・メイソンが存在し、数日前に起きたウェスト・エンドの娼婦殺人事件とも関連があった。
*女性同士の性描写あり(上記 **印箇所)の為、要注意。

○9月12日
 01  02  03  04
(あらすじ) アリス・レヴィが死体で発見され、しかもリリー以外の恋人がいたことまでわかってしまう。放心状態で見世物小屋へ戻るリリー。姉を気にかけるホランドへ犯人逮捕を誓うゴドリーだが、事件の解決は極めて困難だった。ゴドリーは聞き込み中にアバラインと別れ、市議会議員のガーラントを探るために一人で議員会館へ向かった。ライバル議員のネヴィルの証言で、ガーラントの関与を強く疑った彼は、目撃証言にあったベッサラビア人ギャングのアジトへ行く。

○9月13日
 01  02  03  04  05
(あらすじ) 見知らぬ場所で目が覚めたゴドリー。そこはベッサラビア人ギャング組織『ヘキサグラム』のアジトだった。監視役のダリルという青年は妙に人懐こく話し好きで、組織のことやガーラントとの関係をペラペラとゴドリーへ明かす。そこへなぜか現れたスティーヴンにゴドリーは救出された。疑問が残りつつも、事件への関わりを確信したゴドリーは、アバライン達へガーラントの本格的な捜査を訴える。

<第三部>

○9月14日
 01  **02  03  04
(あらすじ) 朝からホワイトチャペル署ではディレクが女装させられていた。犯人をおびき出すための作戦だというが、ゴドリーにはただ遊んでいるだけにしか見えない。聞き込みで向かったミラーズ・コートでは割れた窓からメアリー・ジェーンが女と絡み合う光景を見てしまう。見世物小屋から姿を消したリリーと会うために向かったマイル・エンドでは、事件打ち切りを知ったホランドから辛辣な言葉を浴びせられた。
*女性同士の性描写あり(上記 **印箇所)の為、要注意。

○9月15日
 01  02  03  04
議員会館へ向かったゴドリーは、事件への関わりについてガーラントを徹底的に追及した。そこへまたしてもスティーヴンが現れ疑問を覚える。そしてスティーヴンと話したゴドリーは、彼が抱える意外な問題を知った。

○9月16日
 01  02
(あらすじ) 聞き込みで入った『ホーン・オブ・プレンティ』で、ゴドリーはメアリー・ジェーンの元恋人であるフレミングと話をする。ジュリアの証言についてフレミングに尋ねるが、娼婦は嘘つきばかりだと否定された。そしてフレミングと別れたゴドリーは、店の外でバーネットと遭遇する。

○9月27日
 01
(あらすじ) コマーシャル・ストリートでベイツから通信社に飛び込んだ『面白いネタ』の話を聞く。さらに両性具有がとうとうサルと合体したと聞かされ、慌てて見世物小屋へ向かったゴドリー。

○9月29日
 01  02  03  04
(あらすじ) オレンジ・マーケットでバーネットの兄であるダニーと会ったゴドリー。ダニーの証言により、またしてもバーネットが嘘を吐いていたとわかる。 バーネットと会うためにケント行きの許可をとりたいゴドリーだが、アバラインが戻って来たのは深夜。彼はキャラハンと一緒だった。



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