*シリーズ毎に、下へ行くほど作品が新しくなります。*
「ナランハCF&ラナFCシリーズ」 ※登場人物及び世界観はこちら
プロサッカー選手物。舞台はイベリア半島にある架空の国、エスパニア王国の国内リーグという設定。
数年前に某所へ寄贈したBLに手を加え、欧州リーグでプレーする日本人プレーヤー達という設定になっています。
架空リーグなので、外国人枠などという厄介な規定は存在しません。
<ナランハCF編>
・『蒼』 01 02
(あらすじ)監督に淡い恋心をいだくナランハCFのFW白川兼陳は、練習中その監督に呼び出され、
直々に旧知のビクトール・トーレスの相談相手になれと頼まれる。
一方、副主将の五箇山宗冬は白川の家で彼の帰りを待ち伏せていた。
時間軸は「橙金剛石」の直前あたり。
・『橙金剛石』
(あらすじ)ナランハCFの練習場に訪れたあやしげな宝石商が売る不思議なオレンジダイアモンドのお話。
・『蛸』
(あらすじ)国内リーグ戦でビーゴを訪れていたナランハ・イレブンは、夕食後、ホテルのレストランで怪談話に興じていた。
その後、首里伝鬼房らと街へ繰り出してしまった同室の五箇山宗冬に置いて行かれ、
一人部屋へ戻った白川兼陳は、突然鳴った部屋の電話に呼び出され、セルヒオ・ハートマンの部屋を訪れる。
時間軸は「橙金剛石」の後あたり。
・『Debut』
(あらすじ)ラザニア監督が就任したナランハCFでポジションを失いかけていた天龍寺小熊は、
練習帰りに訪れた行きつけのバル『ブラウグラナ』でラナFCのキャプテン石見と出会う。
念願の1部昇格を果たしたラナにおいて出場機会を失っていた石見に天龍寺はシンパシーを感じたが、
話してみると、けして愚痴を言わない石見に苛立ちを覚えるだけだった。
石見が去ったあと「アンタに石見は理解できない」と天龍寺に告げるマスター。
石見の歩んできたサッカー人生は天龍寺のものとは全く違っていた。
・『影〜For whom the bell tolls』
(あらすじ)遠征で訪れた山間のホテルの一室で、突然金縛りに遭った俺こと那智泰綱。
遠のく意識の中で彼はジプシーの青年となり、アメリカ人義勇兵の恋人とともに戦乱の世にいた。
時間軸は特に考えていません。
・『旅立ちの朝に』
(あらすじ)代表入りから外れたことで傷心の白川に、ラストロの記者がハートマンの去就について聞いてくる。
ハートマンにイングランド行きの噂があることは白川も知っていたが、それ以上は知らない。
そして記者からハートマンとの関係について揶揄されカッとなるが、平等院が間に入って助けてくれた。
その後白川は代表召集されている平等院に誘われドライブに付き合い、朝まで過ごすことになる。
時間軸は「Las Falles」と「Debut」の間の夏。
・『CASA』
(あらすじ)イングランドの名門クラブからオファーを受けていた那智は、
彼を思って国際試合へのベンチ入りを許さなかったナランハにショックを受け揺れ動く気持を抱えて、交渉のためにロンドンへ向かっていた。
その機上、隣のシートで代理人が大きく広げるチューファの地元スポーツ紙の見出しが目に入る。
そこには地元サポーターの悲痛な叫びが書かれていた。
時間軸は『旅立ちの朝に』と『Debut』の間の夏。
・『夕立』
01 02 03
(あらすじ)今日からバカンス。
代表入りできなかった俺こと白川兼陳は突然ハートマンから電話で自宅に呼び出された。
手作りのパエージャを食べながら、ハートマンの移籍を仄めかす新聞記者の言葉を思い出した白川は、酒の勢いで自分の思いをぶつけてしまう。
失言を恥じて出て行こうとする白川をハートマンは引きとめ、彼を抱き締めた。
時間軸は『旅立ちの朝に』の翌日。
<ラナFC編>
・『あなたに会いたい』
(あらすじ)相手の誕生日をともに過ごしたい東照宮小次郎だったが、忙しい春日甚助はつれない。
どうにか約束をとりつけた東照宮は、なぜか彼に付きまとう屋久島義輝とともに、春日が指定した店を探すことになる。
時間軸は「Las Falles」の一か月前、「橙金剛石」よりあとの二月。
・『Las Falles』
(あらすじ)火祭り一色にそまったチューファの街で、それぞれの思い人と過ごそうとするラナFCとナランハCFの選手たち。
お祭り前夜から翌朝にかけてのお話。時間軸は「橙金剛石」より後の三月。
・『蠍学・改』
(あらすじ)さんざんだった欧州リーグ1年目を終えた俺こと正倉院久安は、
所属チームの降格に次ぎ、移籍交渉の決裂という厳しい夏を迎えていた。
不貞腐れていた正倉院の元へなぜか憧れのキャプテンの石見由信が、
手作り菓子持参でマンションへやってきてバカンスへ誘われるという超展開へ発展するのだが・・・。
・『Close to You』
(あらすじ)空港で天龍寺からの電話を受けた石見は、単身イビサ行きを決行する。
友達以上、恋人未満の思い人と過ごすはずだったバカンスが土壇場で傷心旅行に変わるのだが、
そんな石見の前にDJ志望という若いピートが現われて・・・。
・『もう一度スタートから歩き出そう』 01 02 03 04
(あらすじ)番外過去編。高校卒業後、JPL参加を目指す地元の太洋電光FCでプレーしていた石見は、
厳島の送別会の夜に彼とタクシーの中で言い争いになり、厳島に突き放されてショックを受ける。
だが涙を流す石見に厳島が思わぬ行動をとり、互いの気持ちが絡み合ってゆく。
時間軸は<ナランハCF編>「Debut」より7年前の12月。
・『雨の夜に』
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04
(あらすじ)
チューファの街はずれにあるバルで自棄酒を飲んでいた春日は、迎えにきた厳島の車で深夜に家路へ着く。
それは前日のゲーム終了直後のこと。
理不尽な判定に泣かされた揚句、試合に負けたラナのロッカールームで、春日と東照宮は会長達と揉め事を起こしていた。
だが厳島から、石見が謝罪に行ったと聞かされて、春日は動揺する。
時間軸は「Las Falles」よりあとの5月。『蠍学・改』 の2ヶ月程度前。
・『茜差すとき』
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03
04
(あらすじ)
ラナFCはオーストリアでプレシーズンのキャンプをしていた。
練習試合で強豪のFCローズブル・ザルツァッハに負けた彼らは、宿泊地へ戻る途中、山間の街のドライブインへ立ち寄る。
皆が買い物や観光へ出かける中、昼間の試合でミスを多発していた、入団したてのマヌエル・プラネスは、意気消沈気味だった。
そんな彼に、同じく昼間ミスをしていた厳島が、「俺もやるから、次の試合でゴールしろ」と言って来る。
時間軸は『蠍学・改』の後の7月。
・『月明かりに光る』
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03
04
05
(あらすじ)
オーストリアキャンプ中のラナFCは、プレシーズンマッチを2戦終えてひとときのオフを過ごしていた。
俺こと石見由信は、ヴェルシュ戦での厳島とマノリートのことが気に懸ったまま、同僚の正倉院をホテルから連れ出した。
二人で湖へ繰り出すが、途中でボートが転覆してしまう。
対岸の公園で服を乾かした後、正倉院のシャツを借りてホテルへ戻った石見はエレベーターで厳島と遭遇する。
時間軸は『茜差すとき』の後の7月。
・『右脚』
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(あらすじ)
ブランキアスルB戦で古傷のハムストリングを痛めた、俺ことファンラ・カスティリョは、病院で検査を受けた帰りに、
車を置いていたスタジアムからイバンに送って貰う事になった。
その車の中で、なぜかイバンに「デートをしよう」と誘われて戸惑う。
しかし言った本人はその後も平然としていて、冗談か本気かまるでわからない。
これまで意識もしたことがなかった同僚の、言葉や思わせぶりな行動に、ファンラはドキドキが止まらなくなるのだった。
時間軸は『月明かりに光る』よりあとの3月。
・『オンザロック』
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(あらすじ)チューファダービーが終わった、とある火曜日の午後。
石見は、試合の録画に失敗したという厳島に見せる約束をしていた。
一方、かつての同僚であり、今は引退してテレビの仕事をしている玉川は、チューファを訪問していた。
バルで落ち合った石見は、玉川から意外な本音を聞かされる。
そして戻った自宅前には、厳島の車が止まっていた。
時間軸は『CASA』の翌年。季節は冬。
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